受講生
フィッティン株式会社本間佑史子
FITTINについて教えてください。
FITTIN(フィッティン)が手がけているのは女性下着のフィッティングサービスです。オンラインでリコメンドしてくれるものと、オーダーメイドのランジェリーを作れる2つのサービスを展開しています。
70%の女性は下着のサイズが間違っているというデータがあるのですが、FITTINはこの課題をオンラインレコメンド・オーダーメイドという手段で解決しているのです。
オンラインレコメンドについて説明すると、FITTINのオンラインフィッティングシステムは、4つの質問に回答するだけで約1000パターンの体型データから自分の体に近い体型を判定してくれ、自分の体型に合ったアイテムをリコメンドしてくれるというものです。お店に行くとアドバイザーの方がフィッティングしてくださると思うのですが、このアドバイザーの知見を4つの質問に集約してアルゴリズム化しているんですね。
これで解決できることも多いのですが、珍しい体型をされた方だとそもそも既製品で下着がないこともあるんです。そうすると当然リコメンドもできません。この課題を解決するためにオーダーメイドのランジェリーを作ることにしました。クラウドファンディングにも出し、無事に成功しています。
ランジェリー事業を展開することになったきっかけを教えてください。
私は元々、グローバルな下着メーカーのEC部門で働いていました。そのときに感じたのは、下着は型数が多くてユーザが選びにくいしサイズ感がわからないので、単に下着をECで販売することは難しいな、ということです。他方で下着はコンプレックス商材でもあるので、インターネットで検索されやすいのですが、参考になる情報は少ないんです。ここにギャップが生じていて、これを埋めることがビジネスチャンスだと感じたのです。
今後の展開を教えてください。
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オンラインフィッティング、オーダーメイド、そしてメディアを運営していましたが、新たにフィッティングサロンをオープンしました。フィッティングサロンというリアルな場をつくることで、実際にお客様と直接コミュニケーションをとることができるようになります。まだまだ課題は現場にあるので、それを吸い上げることであらゆる施策を連動させていきます。大きなビジネスモデルのコンバーターという意味でも、サロンには注力していきたいですね。