APT Women ACCELERATION PROGRAM IN TOKYO FOR WOMEN

受講生

株式会社キャリーオン 長森真希

株式会社キャリーオン長森真希

ママのための子供服リユースプラットフォーム「キャリーオン」の運営

キャリーオンについて教えてください。

キャリーオンは大切な子供服をゆずりあうオンラインサービスです。子供服はすぐにサイズアウトしてしまうので、まだきれいで着られるのに捨てなければいけないということが往々にしてあります。そんなときに子供服をキャリーオンに出品していただき、他の方がまだ着られる洋服を購入していただく、というサービスです。

こういうとよくCtoCと思われるのですが、出品された商品はキャリーオンで買い取って販売するという形態を採っていますので、厳密にはCtoBtoC。キャリーオンのメインユーザは小さなお子さんのいるママで、子育てをしていて忙しいのであまり手間や時間がかかることはしていただきたくないんですね。なので出品するときはキャリーオンに洋服を送っていただくだけで、あとはキャリーオン側で請け負うという体制にしているんです。

具体的にはキャリーオンから発送キットをお送りするので、それに子供服を入れて送るだけです。商品登録や撮影などの面倒な作業はすべてキャリーオンにお任せいただけます。

起業のきっかけを教えてください。

キャリーオンは私長森と吉澤の共同代表です。吉澤がキャリーオンの原型を考えついたときに、子供がいた私に「このアイディアをどう思うか」と相談があったんですね。ちょうど同じ時期に、私は自分で子供服やチャイルドシートをSNS経由で販売して、すぐに引き受け手がみつかるという経験をしたばっかりだったのです。直感的にこのビジネスにはニーズがあると感じて、キャリーオンを吉澤と共同創業しました。

軌道に乗せるまでは大変でした。でも忙しいママの負担が軽くなるように少しずつサービスを改良していって、今では多くのユーザが使って下さっています。他にも内閣府と協力して子供服を活用した寄付プログラムを運営したり、子供服のリサイクルコミュニティになってきていると実感しています。

今後の展開を教えてください。

魅力的な商品を増やしてもっと多くのママに使っていただきたいです。たとえば新古品(一度出荷されたが販売されていないような商品)の扱いを視野に入れています。海外のセレクトショップから新古品をもってこられればママの選択肢が増えますよね。アジアでも日本の子供服の人気は高いので海外向けに販売することにも挑戦していきたいです。

いずにせよキャリーオンの目的のひとつはムダな衣料品の廃棄を減らすことです。まずは子供服でリユース率No.1の認知を獲得したいと思います。

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